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「真珠の耳飾りの少女」を観ました [洋画]

真珠の耳飾りの少女 通常版

真珠の耳飾りの少女 通常版

  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2005/01/14
  • メディア: DVD


観たかった作品がCATVで放送されるってホントに嬉しい♪
そして予想以上に良い作品だったりしたらなお喜び倍増!!
で、この映画はワタシにとっては喜び倍増作品のひとつとなりました。

普段はふてぶてしい印象のスカーレット・ヨハンソン、グリートを演じているときの彼女の透き通ったでも曇りガラスのような不思議な美しさ。

まるでホンモノのフェルメールようなコリン・ファース。

そして見事な再現と言えるような当時のオランダの街並み。
フェルメールのアトリエなどのシーンはまるで彼の描く絵画のよう。

いや~良かったです。

以下は 公式HP  記載のあらすじです、ネタバレ注意!

 1665年、オランダのデルフト。タイル職人の父親が失明したため、家計を支える役目を負った17歳のグリート(スカーレット・ヨハンソン)は、画家ヨハネス・フェルメール(コリン・ファース)の家へ奉公に出されることになった。フェルメール家は、気位の高い妻のカタリーナ(エッシィ・デイビス)、彼女の母で家計を取り仕切っているマーリア(ジュディ・パーフィット)、そして6人の子供たちという大家族。フェルメールが1枚の絵を完成させるのに3カ月以上の期間を要するため、家計はつねに逼迫した状態にあり、そのことをめぐる夫婦間の口論も絶えなかった。広大な屋敷には、夫を非難するカタリーナのヒステリックな声と、走り回る子供たちの足音が、昼夜を問わず響き渡っている。しかし、その喧噪を唯一免れている場所があった。フェルメールのアトリエだ。カタリーナから、アトリエの掃除を命じられたグリートは、そこに置かれた完成間近い絵の美しさに強くひきつけられる。

 ある日、フェルメール家では、パトロンのファン・ライフェン(トム・ウィルキンソン)を招いて盛大な晩餐会が催されることになった。マーリアとカタリーナは、その場でファン・ライフェンの注文を取ろうと必死だったが、当のフェルメールは、「次に何を描くか決めていない」と言い、妻と義母を大きく失望させる。しかし、それからほどなくしてフェルメールは新作を描き始める。きっかけを与えたのは、グリートだった。彼女がアトリエの窓を掃除したことによって生まれた微妙な光。その色の変化が、フェルメールを創作に駆り立てたのだ。窓を拭くグリートの姿をインスピレーションの元に、カメラ・オブスクラを使ってデッサンを始めるフェルメール。その現場に足を踏み入れたグリートは、「光がイメージを作り出す」というフェルメールの言葉に、深い感銘を受ける。

 やがて、グリートが優れた色彩感覚の持ち主であることに気づいたフェルメールは、アトリエのロフトで絵の具を調合する仕事を手伝わせるようになる。骨灰を磨りつぶす棒に添えられたフェルメールの手の感触に、思わず男性を意識してしまうグリート。使用人の仕事についてから、彼女は肉屋の息子ピーター(キリアン・マーフィー)と交際を始めていたが、彼に対する気持とは異なる崇拝と畏れが入り交じった感情を、グリートはフェルメールに抱くようになる。

 冬がめぐってきたころ、グリートはアトリエのロフトで寝起きをし、家事労働の合間のわずかな自由時間を、絵の具の調合に費やすようになっていた。彼女の美的な感性はますます研ぎ澄まされていった。表面的には主人と使用人の距離を保っていたものの、もはやふたりの関係は、芸術上のパートナーと呼べるものだった。そして、その親密さが、フェルメールの家族の間に波紋を引き起こす。フェルメールの娘コルネーリアは、グリートに泥棒の濡れ衣を着せようとし、かえってフェルメールの怒りを買う。そんなフェルメールの態度に嫉妬心を露わにし始めたカタリーナは、グリートに「疫病神」という侮蔑の言葉を投げつけた。ただひとり、フェルメールの創作意欲に対するグリートの影響力を見抜いていたマーリアは、グリートの存在を容認する立場を取っていた。この調子でフェルメールが絵を描き続けてくれなければ、一家は破産の運命をたどることになってしまうからだ。

 そのマーリアが、絵の注文を取るためにファン・ライフェンを屋敷に招いたのは、それからまもなくのことだった。グリートの存在が家族間に不穏な空気をもたらしていることに気づいたファン・ライフェンは、晩餐の席で、グリートをモデルに加えた集団肖像画を描いてはどうかと、フェルメールを挑発する。それは、たちまち町の噂になった。というのも、以前、ファン・ライフェンは、フェルメール家に雇われたばかりの使用人をモデルにした絵を発注し、その後で使用人を手込めにしたことがあったからだ。その話を使用人仲間から聞かされていたグリートは、不安のまっただ中に立たされる。そんな彼女に、フェルメールは言う。「注文された集団肖像画とは別に、君を描く」と。

 デッサンは、マーリア以外の家族には秘密で行われた。フェルメールに頭巾を外せと言われたグリートは、青いターバンを巻き、キャンバスの前でポーズを取る。が、何かが足りないと感じたフェルメールは、カタリーナの真珠の耳飾りをグリートに着けさせようとする。「それはできません」と拒むグリート。だが、フェルメールから描きかけのデッサンを見せられた彼女は、自分自身の内面までが写し取られたその絵の出来映えに息を呑んだ。グリートの中の芸術家の心が、そして、画家を愛する女としての心が、彼女にこう告げていた。絵の中の少女には、真珠の耳飾りが必要だと。

しかし、この決断によって、グリートは大きな代償を支払うことになる……。

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芸術家の奥さんたるもの、あんなにモデルに嫉妬しないのでは??妊娠中で情緒不安定だったのかな・・・

唇を何度も噛ませるシーン、自分のエピソードも思い出しました。
彼とドライブして、なんかで彼が車を離れて戻ってきたときに私を見てこう言いました。
「あれ?口紅つけたの?」
待ってる間に何度か唇を噛んだだけでした、乾燥してパリパリだったので。
でもすごく赤みが差したみたいで、ホント?ホントに塗ってないの?って言ってたなぁ。

最後にあの耳飾りとターバンが送られてきて、グシャっとしてしまいますが、ぎゅっとかそっと抱きしめて欲しかったな・・・まあオンナたるもの断ち切ったものに執着は見せないか。

これまた倍速鑑賞だったので、後日普通に見直したいと思います。

8点献上。


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コメント 2

ありさ

昨日、
この作品をCATVで
観ました。

私は17歳です。

鑑賞後に、
不思議な気持ちに
なりました。

スカーレット・ヨハンソンの
ブーリン家の姉妹
も以前鑑賞しましたが、
それもよかったです。

大人になって、
もう一度
観たいです。
by ありさ (2009-12-12 17:31) 

ぷりしら19号

ありささん、いらっしゃいませ!
そうですね、主人公と同世代での感じ方と、すれた大人になってからではだいぶ印象が違うかもしれません。
スカーレット・ヨハンソンは現代より昔を舞台にした作品のほうが断然いいですよが、17歳なら全然毛色が違いますけど「ゴーストワールド」もオススメです。
この映画は15年後でも色褪せなく(画質はイマイチになってるだろうけど内容は)鑑賞に耐え得る作品だと思うので、ぜひまたご覧になってくださいね。
by ぷりしら19号 (2009-12-13 07:12) 

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